「民法・消費者法」の記事一覧

法制審議会による,民法改正案等の答申 ~特別養子縁組制度の対処年齢を原則15歳未満に

時事・ニュース 民法・消費者法 法改正 親族法・離婚・養育費等

先日よりご紹介してきた,特別養子縁組制度の対象年齢を原則15歳未満に引き上げる民法改正案などについて,法制審議会により答申が出されました。今後答申をもとに具体的な法案が策定され,民法改正と戸籍法改正の法案は,今の通常国会 […]

所有者不明土地と民法(物権法)・不動産登記法改正案~相続登記の義務化など(その4・完)

時事・ニュース 民法・消費者法 法改正

前回まで述べてきたように,所有者不明土地の増大を防ぐため,法務省において,民法(物権法)・不動産登記法等の改正の検討が進められています。 この法改正は,直接的には,所有者不明土地の問題がきっかけとなっていますが,大きな流 […]

所有者不明土地と民法(物権法)・不動産登記法改正案~相続登記の義務化など(その3)

時事・ニュース 民法・消費者法 法改正

【登記が放置されていた場合,後から相続登記をするのは本当に大変】 前回,相続の際,登記名義が放置されてしまうケースについて述べました。 登記が放置されていた場合,亡くなった方の名義がずっと登記簿(全部事項証明書)に残り続 […]

所有者不明土地と民法(物権法)・不動産登記法改正案~相続登記の義務化など(その2)

時事・ニュース 民法・消費者法 法改正

前回は,所有者不明の土地が増えている問題を解消するため,法務省が,民法と不動産登記法を見直すと発表したことについてご紹介しました。 所有者不明土地については,大きな社会問題になってきており,以下のとおり,応急措置として, […]

所有者不明土地と民法(物権法)・不動産登記法改正案~相続登記の義務化など(その1)

時事・ニュース 民法・消費者法 法改正 遺言・相続法

所有者が誰か分からない土地が,九州の面積を上回るほど増えているといわれています。 その多くは,相続に際し,土地の登記名義を,亡くなった方の名義のまま長年放置している結果,現在の所有者(相続人)が極めて多数になっていたり, […]

長屋をめぐる法律~長屋の切り離し(一部取り壊し)は自由にできるの?(その5・完)

不動産取引・借地借家 判例・裁判例 民法・消費者法

では,長屋の住人の方が,他の住人から,長屋の切り離しへの同意を求められたら,どのような点に注意すべきでしょうか? まず,長屋の切り離しにより,残された長屋建物の部分が,建築基準法等の関係で不適格な建築物となってしまう場合 […]

長屋をめぐる法律~長屋の切り離し(一部取り壊し)は自由にできるの?(その4)

不動産取引・借地借家 判例・裁判例 民法・消費者法

東京地方裁判所平成25年8月22日判決は。連棟式区分所有建物(いわゆる長屋)について,長屋建物の一部を取壊して,別途独立した建物を新築した所有者に対して,新築建物の収去と損害賠償を命じました。 つまり,長屋の一部を取壊し […]

長屋をめぐる法律~長屋の切り離し(一部取り壊し)は自由にできるの?(その3)

不動産取引・借地借家 判例・裁判例 民法・消費者法

長屋には,分譲マンションと同じ,建物の区分所有等に関する法律(区分所有法,マンション法)が適用され,長屋の建物については,基礎・土台部分や,屋上,外壁,柱及び境界壁等が共用部分に当たるというのが,東京地方裁判所平成25年 […]

長屋をめぐる法律~長屋の切り離し(一部取り壊し)は自由にできるの?(その2)

不動産取引・借地借家 判例・裁判例 民法・消費者法

建物の区分所有等に関する法律(区分所有法,マンション法)では,建物は専有部分と共用部分に大別されています。 「専有部分」とは,区分所有権の対象となる部分,すなわち,分譲マンションでは,居住するための各室のことです。これは […]

長屋をめぐる法律~長屋の切り離し(一部取り壊し)は自由にできるの?(その1)

不動産取引・借地借家 判例・裁判例 民法・消費者法

古くからの街並みには,今も長屋の住宅が多く残っています。落語などでも長屋の住人をめぐる楽しい噺がたくさんあります。 しかし,近年は,長屋の建物の老朽化に伴い,長屋の一部を切り離し(解体し),更地にして新しい建物を建てる例 […]

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